日本陸軍の下士官用布製図嚢2点です。入手時に大の図嚢の中に小の図嚢が入っておりました。小の図嚢の蓋裏に 一 A 記名 があります。同一人物の使用品と推測されます。大の図嚢は綿布製で縦約26センチ 横約20センチで将校用の革製図嚢とほぼ同じサイズです。革製の肩掛けベルトは縫い付け式で18穴の調整穴で長さを加減するようになっております。この下に3センチ巾の革製ベルト通しが2ヶ所縫い付けられております。布部分の色は経年の汚れの為、ややくすんでおりますが、側面の色は黄色味の強い色で生地も縁取りの素材も落下傘収納鞄と同様の材質で造られております。中は5ヶのペン差しと少し下の両側に器具を差せるスペースがあります。蓋裏に右から昭十四 3 〇に星? 名の印が確認出来、陸軍の官給品と理解出来きます。〇に星印では無く、3つ〇の名古屋造兵工廠のマークかもしれませんが、小さく不鮮明の為、確かではありません。小の図嚢も綿布製ですが、兵用軍衣のような綾織り綿生地で、色は大の図嚢に準ずる色合いです。素材と仕様から、私物製品と思われます。又、大の図嚢に比べてコンディションはあまり良い品物ではありません。オマケ程度の品物として考えて下さい。蓋止め革が星章で縫われ縦約19センチ 横約13センチの手帳サイズで肩掛けベルトは無く、金属の環で革製の6穴の吊り下げベルトで下げるポーチタイプです。両側面に1ヶずつの革製のペン差しと、蓋と物入れ口に革製縁取りがありますが、いずれも経年の劣化の為、革の状態が良くありません。布部分は破れも無く保たれております。以上の当品物の説明をご理解頂きまして、当品物の価値を認めて頂ける方のご購入をお待ち致します。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > ミリタリー > 個人装備 |
商品の状態 | 傷や汚れあり |