形状が珍しい台形立方で持ち手付台座のアンティークオイルランプです。ガラスフードも、他に多く見られる無色透明ではなく、黄色透明で先端は小さな凹凸の口飾りが施されています。台座兼オイル(油)壷、ランプの芯が貫通したバーナーとガラスフードから構成され、フード、芯以外は金属で、銅合金(黄銅)だと思います。大きさは概寸で、高さ(フード付)27.5cm、台座底15.5cm×13.5cm、台座幅(持ち手含)18.5cmです。フードは、高さ20cm、頭部径5.5cm、胴部径(最小)4cm、(最大)9cm、底部径7.5cmです。油壷空の状態で全体の重さは約340gです。台座やバーナーなどの金属部分は、経年による汚れや変色、発錆、キズなどは否めませんが、凹みや変形などはほとんど見られません。一方ガラスフードは、汚れ、くもりなどはほとんどなく、口飾り部分を含めキズ、欠け、ひびなどもほとんど見つかりません。口飾りの一部にザラがありますが製作時のものだと思います。ガラスフードは汚れなどの使用形跡が見られず、破損などで新しいものに交換されたのかも分かりません。台座の外観から相応の経年であることがうかがえます。国や時代は不明ですが、次のように考えられます。バーナーの芯調節ツマミの刻印は、英語、日本語、JAPAN、星印など様々ですが、出品のものは桜印(写真9枚目)であることから、おそらく日本製だと思います。持ち手の付いた、背が低く底面も広い安定したオイルランプです。短命であったガスに続く電気による照明が普及する以前の時代、廊下などの暗がりを転倒を心配せずに持ち運べ、卓上や机上に安定的に置ける照明として使われていたことが推測でき、時代は明治~大正だと考えられます。珍しい形状のアンティークオイルランプです。コレクションに、オブジェにされてはいかがでしょうか。オイルランプとして使用される場合は、経年品であることをご理解いただき、ネットなどを参考にされ、或いは専門店などで相談され、必要に応じて分解掃除などをお願い致します。
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > その他 |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |